四十八茶百鼠
こんにちは。井上です。
「四十八茶百鼠」という言葉はご存知ですか?
江戸時代後期ごろ。
町人や商人は徐々に生活が豊かになってきて、
着るモノの素材や色に変化がでてきたそうです。
ですが、階級社会の時代です。
幕府のお役人はいい顔をするわけがなく、
奢侈禁止令(しゃしきんしれい)という贅沢禁止令を発令したそうです。
多くの事が制限され、
衣服に関して身につけられるモノは素材は“麻素材”もしくは“綿素材”、
色は“茶色”“鼠色”“納戸色(紺色)”のみと限定されたそうです。
そこで出てくるのが「四十八茶百鼠」。
当時の人々はそこで諦めるのではなく、
それぞれの色の中に微妙な色調を工夫して着物を染め上げ、
それぞれの色彩の違いを楽しんだのです。
四十八色の茶色と百色の鼠色。
この言葉はゴロ遊びで、実際はもっと多くの色があったそうです。
この違いを見極めていたというからすごいですよね。
これが、決して華やかではないが、
粋で洗練された日本の色彩文化が生まれた所以の一つとも言われています。
そして、日本人の持つ美的感覚はこういったことから来ていると
私は思っています。
間違いなくそのDNAは受け継がれており、
そういったものを見て私たちは育っているわけですから。
制約という言葉にいいイメージはないかもしれません。
でも私は、制約があるからこそ出来ることがあると思っております。
例えば、もう完全にapple社にとって代わられたsonyのウォークマン。
当時はあのサイズが画期的だったわけです。(当時をよく知りませんが)
パーツを組み合わせてこのサイズになりましたではなく、
最初にサイズを決め、そのサイズのオーディオを実現するために
創意工夫した結果生まれた商品らしいです。
制約があるからこそ出来ることがあり、
その制約を活かすことに楽しみがあると思っています。
仕事でも遊びでも、生活なんでもです。
私は中古住宅を見ることが好きです。
自分の思い通りに新築を建てることももちろん楽しいことですが、
人が考えて建てた中古住宅。
それを自分なりにリフォームするということは、
本当に多くの選択肢があり、考えるとワクワクします。
案内中、私が上の空だったら、夢想中かもしれません。
いまなら、中古住宅流通活性化等事業の補助金が受けられます。
くわしくは、こちら
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もう一周以上して逆にカッコイイ初代ウォークマン
週末はオレンジハウス省エネ住宅相談会
猫日和の家が好き・・・
6DKの余裕
国土交通省の英断、あの住宅ポイントが再び!!
日当たりポカポカ~上機嫌なマンションよ